「衝撃が思ったよりリアル」スタントマンが交通事故を再現 高校生が自転車交通安全教室

広島県海田町の高校で15日、スタントマンが自転車事故を再現する交通安全教室が、開かれました。

地面に投げ出されたスタントマン ― 。県立海田高校で行われた交通安全教室は、自転車事故の怖さを間近で感じて安全意識を高めてもらおうと、JA共済連が主催しました。参加した生徒580人のうち、半数以上が自転車通学です。

スタントマンが交差点での飛び出しなど、実際に自転車が巻き込まれやすい交通事故を再現しました。

参加した高校生
「自分も去年、自転車事故を経験したことがあるんですけど、事故の衝撃が思ったよりリアルで、歩いていても自転車に乗っていても、”かもしれない” という意識を持って気をつけていきたい」

広島県警によりますと、去年、自転車がからむ事故はおととしと比べて95件多い996件で、このうち高校生の事故はおよそ16%にあたる164件と最も多くなっています。

海田警察署 伊藤悠司 交通課長
「自転車の運転される方の意識が変われば交通事故は多く減っていくと思います。確実に一時停止と安全確認をしていただきたい」

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