[ベルリン 15日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が15日発表した2023年の企業倒産は前年比22.1%増の1万7814件だった。景気減速や高インフレ、金利上昇が経営の逆風になった。負債総額は約266億ユーロ。
倒産件数は新型コロナウイルス流行前の19年比で5%増加したが、金融危機中の09年の3万2687件を大幅に下回っている。
昨年はピーク&クロッペンブルクやゲリー・ウェバーなど、ファッション小売り業界で有名企業の経営破綻が目立った。
ドイツ商工会議所(DIHK)は、企業の4分の1で不良債権が増加していることが調査で明らかになっていると指摘し、今年は倒産がさらに増えるとの見通しを示した。
2月の通常の倒産件数は前年比18.1%増加した。