ガザで支援待つ群衆、また被害 30人以上死亡、軍は否定

イスラエル軍の攻撃で破壊された建物=14日、ガザ地区南部ラファ(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザ当局は15日、北部ガザ市で支援物資を待つパレスチナ人が14日にイスラエル軍の攻撃を受け、30人以上が死亡、約150人が負傷したと発表した。飢餓が広がるガザでは物資を運ぶトラックに市民が殺到し、攻撃を受けるケースが続発。イスラエル軍は予備的調査の結果として「軍は攻撃していない」と否定した。

 パレスチナ通信は、中部ヌセイラト難民キャンプの食料配給施設が14日、軍に空爆され、少なくとも8人が死亡したと伝えた。イスラエル軍は15日も攻撃を続行。ガザ保健当局は15日、ガザ側の死者は3万1490人に上ったと発表した。

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