[ワシントン 15日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が15日発表した2月の鉱工業生産指数は、製造業の生産指数が前月比0.8%上昇した。穏やかな天候が続いたことなどを背景に、伸びはエコノミスト予想の0.3%を上回った。
ただ、1月は1.1%低下と、従来の0.5%低下から下方改定された。高金利が引き続き製造業に対する圧迫になったとみられる。
2月は前年同月比では0.7%低下した。
部門別では、自動車・部品が1.8%上昇。前月は3.8%低下していた。
耐久財は1.0%上昇。木材製品や雑貨などの製造が大きく増加した。
非耐久財は0.7%上昇。化学製品や紙製品などの製造が増加した。
鉱業生産は2.2%上昇。前月は2.9%低下していた。
公益事業は暖房需要の減少を反映し7.5%低下。前月は7.4%上昇していた。
鉱工業生産指数は0.1%上昇。前月は0.5%低下していた。2月は前年同月比0.2%低下した。
設備稼働率は78.3%と、横ばい。1972─2023年の平均を1.3%ポイント下回る水準にある。
製造業の設備稼働率は77.0%と、前月の76.4%から低下。長期平均を1.2%ポイント下回っている。