閉校する日光市の清滝小学校で最後の卒業式 「最後の卒業生たちが学びやを巣立つ」

児童数減少で、栃木県内では今月(3月)で閉校する小学校が5校あります。このうち日光市の小学校では15日、卒業式が行われ、最後の卒業生たちが学びやを巣立ちました。

日光市の清滝小学校は、児童数の減少などにより3月で149年の歴史に幕を下ろします。15日の卒業式では、在校生や保護者が見守る中、最後の卒業生5人が式典に臨み、若月一彦校長から一人一人に卒業証書が手渡されました。

続いて「門出を祝う交歓」が行われ、在校生が「がんばってください。また会える日までさようなら」と言葉を贈ると、卒業生は6年間の思い出やこれからの決意を語りました。

児童の数はピークの1954年に、2100人を超えていましたが、現在は14人まで減少。それでも、全校児童14人が力強く「旅立ちの日に」を歌い、卒業生5人は思い出を胸に親しんだ学び舎を後にしました。

清滝小学校は3月24日に閉校記念式典を行い、春からは市内で同じく閉校する安良沢小学校とともに日光小学校に統合されます。

栃木県内では今年度(2023年度)、日光市と大田原市の合わせて5校の小学校が閉校になります。

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