「殺意の認定に至らず」父親の殺人容疑で逮捕の男(39)傷害致死に切り替え起訴

2023年10月、福島県新地町で父親を殺害したとして39歳の男が殺人容疑で逮捕・送検された事件で、15日福島地検は男の罪状を傷害致死に切り替え起訴しました。

傷害致死の罪で起訴されたのは、新地町の介護施設職・山木秀芳被告(39)です。

起訴状などによりますと山木被告は2023年10月、自宅で同居していた当時69歳の父親に殴る蹴るなどの暴行を加え、死亡させたとされています。

父親の死因は、肋骨を複数か所骨折したことによる呼吸不全でした。

福島地検は、2023年12月から今年3月11日までのあいだ、山木被告に刑事責任が問えるか精神状態を調べる鑑定留置を実施、その結果、刑事責任が問えると判断しました。

山木被告は当初、殺人容疑で逮捕・送検されていましたが、検察は捜査の結果、「殺意の認定に至らなかった」として罪状を傷害致死に切り替えて起訴しました。

© 株式会社テレビユー福島