ベルギーサッカー協会(KBVB)とキットサプライヤーのadidasは14日、UEFA欧州選手権(EURO2024)に向けたベルギー代表の新ユニフォームを発表した。
アウェイユニフォームは以前からの噂通り、世界的に人気が高いベルギーの国民的漫画『タンタンの冒険』の主人公をモチーフにしたデザインとなっている。
Belgium 2024 adidas Home
ベルギー代表 2024 adidas ホーム ユニフォーム
2024新ホームユニフォームは歴代屈指のスタイリッシュなデザインが登場。基調色は過去に例を見ないダークレッドで、ワインレッドとも表現できそうな暗めの色を採用している。
シャツ全体には1990年代ユニフォーム風にエンボスで透かしプリントをデザイン。王冠はエンブレムのデザインであり、ある意味では『王立ベルギーサッカー協会』そのものを表現したと言える。
ダイヤは1984年の欧州選手権で着用した“アーガイル柄ユニフォーム”を彷彿とさせる。この柄模様は2018年ロシアW杯ユニフォームでも復活して話題を呼んだ。
パンツのデザインはブラックを基調にゴールドのラインで、シャツとパンツが一本の線でつながる。ソックスにはシャツと同じダークレッドを採用。
この美しい新ホームユニフォームは、3月23日に行われるアイルランドとの親善試合でデビューの予定だ。
ホームのスタイリッシュなデザインとは反対に、『タンタンの冒険』をモチーフとしたアウェイは少し可愛らしいデザインが登場。こちらも要注目の一着である。
Belgium 2024 adidas Away
ベルギー代表 2024 adidas アウェイ ユニフォーム
新アウェイユニフォームには鮮やかなスカイブルーが登場。ブルー系はGKユニフォームでは何度も使われてきたが、フィールドプレーヤー用としては2016年以来の登場だ。この色はもちろん“タンタン”に由来する。
シャツ全体の透かしデザインはホームと同じ。背面首元は、ホームがサッカー協会創設年の“1895”だったのに対し、アウェイでは王冠をあしらう。
パンツはブラウン、ソックスはホワイトを採用。ベルギー代表史上稀に見る色のコンビネーションとなった。
このアウェイユニフォームは、3月26日にウェンブリ―スタジアムで行われるイングランドとの親善試合でお披露目となる。
キットデザインは前述の通り、ベルギーの漫画家エルジェの代表作『タンタンの冒険』シリーズの主人公タンタンをモチーフとしたもの。
今回のアウェイキットと同じ色の組み合わせである、“白い襟、水色のセーター、茶色のパンツ、白いソックス”は、タンタンのトレードマークだ。
各国で翻訳版が出版されるなど世界的に人気のタンタンシリーズ。ここ日本でも多くの書籍が出版され、90年代にはテレビアニメも放送されるなど高い人気を誇る。
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欧州選手権は3大会連続7回目の出場となるベルギー。6月に開幕するEURO2024ではグループEに所属し、スロバキア、ルーマニア、そして3月26日に決定するプレーオフ勝者(ボスニア・ヘルツェゴビナ、ウクライナ、アイスランド、イスラエルのいずれか)と対戦する。