カタールで休戦交渉きょう再開 ガザ人道危機、強まる懸念

15日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファで、水を容器に入れる人々(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザでの戦闘休止と人質解放に向けた間接交渉が17日、カタールで再開する。ロイター通信が報じた。ガザでは食料不足で餓死者が出るほど人道危機が深刻化。イスラエルとハマスが仲介役を通じて歩み寄るかどうかが焦点となる。

 ハマスは拘束する人質を解放する代わりに、イスラエルが捕らえているパレスチナ人を釈放することを盛り込んだ新しい休戦案を提示。ロイターによると、まずハマスが女性や子どもらを解放することと引き換えに、イスラエルが700人から千人を釈放。その後、恒久的な停戦の日程とイスラエル軍のガザ撤収期限に合意し、双方が全拘束者を解放する内容だとされる。

© 一般社団法人共同通信社