痩せたいけど甘いものが好きな人はどうしたらいい?ダイエット中の旅行は?「3勤1休ダイエット」野上浩一郎さんがアドバイス

「食べても痩せる!」「一生太らない生活習慣が身につく」と話題になった、ダイエットコーチ野上浩一郎さんの「3勤1休ダイエット」。その著書『3か月で自然に痩せていく仕組み』の「実践編」が登場しました! 無理なく続けるための具体的レシピ、お腹が空いた時の抜け道などが満載の新刊『3か月で自然に痩せていく仕組み 実践BOOK』から、ダイエットにつきものの2つの悩みのアドバイスを紹介しましょう。

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好きなものが高糖質×高脂質な私。ダイエットできる?

私の提唱する「3勤1休ダイエット」は、3日ダイエットをしたら1日オフ。
ダイエット・オンの3日間は、高糖質×高脂質の「娯楽食」を控えます。

しかし、こういうと「私の好物は娯楽食ばかりなんです!」とおっしゃる方が多い。
ポテトチップスやラーメンなど、娯楽食はどれもおいしいですし、無性に食べたくなりますよね。

だから、皆さん、ダイエットを始める前は口をそろえて「大好物を自由に食べられなくなるのが辛い」「ONの日にガマンできても、OFFの日にドカ食いしてしまいそう」と言います。

ところが!
結論から言うと意外と大丈夫。
なぜなら、娯楽食というのは体が本来求めている食事ではなく、脳が勘違いして欲している食べ物だからです。

口にすると「おいしい! もっと食べたい!」という脳内ホルモンが分泌されて、食べないとイライラしたり、食べてもまたすぐに欲しくなったりするのです。

しかし、これらの中毒のような症状は、私の肌感覚だと、2~5日で抜けていきます。脳が暴走しなくなっていくので、思っているよりもラクに取り組めますよ。

実際、本書のメソッドで5キロ痩せた担当編集者も、もともとラーメンが大好きでしたが、ダイエットを終える頃にはあまり食べたくなくなったそうです。

旅行中もダイエットをしたほうがいい?

私の提唱する3勤1休ダイエットは、3日ダイエットを続ければ1日OFFという「3勤1休」を繰り返していきます。

私がダイエット指導している方からよくいただくお悩みに
「旅行に行くと3勤1休を守れない」
「旅行で食べ過ぎてしまう」
というものがあります。

はっきり言います。
好きなだけ食べちゃってください!

もちろん、「3勤1休」を守ることは大切です。でも、せっかくの旅行で、現地の特産物やホテルのビュッフェなど、特別な食事を堪能できる機会なのに、それをガマンするなんて辛すぎますよね。
少なくとも私は耐えられません(笑)。

こういうときに一番よくないのは、「どうせ食べるのに、食べないように気合を入れて、そして結局食べてしまい、ストレスを感じること」です。

だったら、楽しんでストレスなく食べたほうが太りません。気持ちの問題ではなく、脳科学的にそれは証明されています。

2~3日の旅行であれば、2泊3日、全部OFFにして大丈夫です。2~3日だけで太ることはありません。
旅行後に体重が増えるのは、実際に脂肪がついたわけではなく一時的なものなので、そこからまた3勤1休を始めてリカバリーしていきましょう。

ただし、1週間ぐらい旅行に行く場合は、さすがに毎日OFFだと食べ過ぎになってしまうので、メニュー選びに一工夫必要です。
太らないメニューの考え方や外食の選び方を参考にして、3勤1休に取り組んでください。

※この記事は『3か月で自然に痩せていく仕組み 実践BOOK』(著者:野上浩一郎 ダイヤモンド社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

記事監修
西井義典
医師・西井医院院長
2000年、三重大学医学部卒業。三重中央医療センター、松阪厚生病院などを経て、三重県松阪市の医療法人である実家の西井医院を継ぐ。専門は呼吸内科だが、開業後は「地域のかかりつけ医」として検診から高血圧・高脂血症・糖尿病・痛風といった慢性疾患などまで、幅広く診察している。

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