朱色にクリーム、そう、これこれ…国鉄カラーの「キハ40」復活 JR九州が鹿児島市でお披露目会、鉄道ファンは大喜び

国鉄カラーとして復刻した気動車「キハ40」に乗り込む鉄道ファンら=17日、鹿児島市上荒田町の鹿児島車両センター

 JR九州は17日、国鉄カラーとして復刻した気動車「キハ40」のお披露目会を鹿児島市の鹿児島車両センターで開いた。朱色にクリーム色の国鉄時代をほうふつさせるいでたちに、鉄道ファンら約70人は熱心にシャッターを切っていた。

 2023年に肥薩線(吉松-隼人)や吉都線、指宿枕崎線が開業からそれぞれ120、110、60周年を迎えた記念として企画。JR九州のキハ40は民営化後、白色に青色ラインのカラーに変更され、現在も県内路線を走っている。

 古い車両が好きという西紫原小3年の安藤耀君は「この色はネットでしか見たことがない。次は乗りたい」と笑った。国鉄カラーは18日から当面の間、指宿枕崎線を営業運行し、その後は順次、日豊線を加えた4路線にも乗り入れる予定。

国鉄カラーとして復刻した気動車「キハ40」(左)を撮影する鉄道ファンら=17日、鹿児島市上荒田町の鹿児島車両センター
国鉄カラーとして復刻した気動車「キハ40」を撮影する鉄道ファンら=17日、鹿児島市上荒田町の鹿児島車両センター

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