度会2安打&美技、石上は”幻”の勝ち越し打 DeNAの新人コンビが止まらん!

オープン戦
広島 2 - 2 DeNA
<3月17日・マツダスタジアム>

試合は降雨により7回途中コールドで引き分け。DeNAはドラフト1位・度会隆輝外野手(21=ENEOS)と同4位・石上泰輝内野手(22=東洋大)の新人コンビが、この日も結果を残し観衆を沸かせた。

度会はこの日も「1番・右翼」で先発出場。初回に対外試合14試合連続安打となる右前打で出塁すると、すかさず二盗を決め先制機を演出した。5回の第3打席でも右前打を放ち、再び二盗に成功。4打数2安打2盗塁の活躍で2試合連続マルチ安打をマークし、オープン戦打率は.429にアップした。

守備では5回裏、一死一、二塁のピンチで右前に落ちそうな安打性のライナーをダイビングキャッチ。先発・ケイを助ける美技で敵地を沸かせた。

「5番・三塁」で先発出場した石上は、一死満塁だった初回の第1打席は空振り三振に倒れたものの、4回の第2打席に二遊間への内野安打を放ち4試合連続安打をマーク。2-2の同点で迎えた7回の第4打席は広島の中継ぎ左腕・塹江から右前適時打を放ったが、直後に試合が雨天中断。そのままコールドゲームが成立し勝ち越し打は幻となった。

それでも、キャンプ中から評価されてきた左投手への対応力を再びアピール。適時打は取り消しとなり3打数1安打の結果に終わったが、それでもオープン戦打率は.382とハイアベレージをキープしている。

キャンプ中の実戦から結果を残し続けているルーキー野手コンビ。3月29日の広島戦(横浜)に揃って先発出場すれば、球団では2016年の戸柱&柴田以来、8年ぶりのルーキー2選手の開幕同時スタメンとなる。

© 株式会社シーソーゲーム