“トリコローレ”を強調!イタリア代表が新ユニフォームを発表 EURO2024に向けた「前回王者の戦闘服」

イタリアサッカー連盟(FIGC)とキットサプライヤーのadidasは14日、UEFA欧州選手権(EURO2024)に向けたイタリア代表の新ユニフォームを発表した。3月に行われる2つの親善試合でデビューの予定だ。

Italy 2024 adidas Home

イタリア代表 2024 adidas ホーム ユニフォーム

2024新ホームユニフォームは鉄板のブルーを基調に、シャツ全体をイタリア国旗の3色“トリコローレ”で彩るデザインが登場。前回大会王者は基本的に伝統を継承しつつも、新たなひねりを加えたスタイルとなった。

シャツ全体に透かしで筋状の模様を落とし込むが、これはイタリアの「I」をデジタル的にデザインしたもの。クラシックなカラーの中に新時代の要素を取り入れた一着となった。

パンツはホワイト、ソックスはブルーをそれぞれ基調としたデザインに。

シャツとパンツを接続する脇部分のストライプは、シャツのホワイトがブルーに変わるグラデーションで、他のadidas契約チームとは異なるスタイルを採用している。

今回は国旗カラーを組み合せたことで多色となり、2010年代のユニフォームを想起させる。だが、イタリアのユニフォームにはシンプルなブルーを求めるファンの反応は少々気になるところだ。

国旗トリコローレの多色カラーは、同時に発表されたアウェイユニフォームにも採用されている。

Italy 2024 adidas Away

イタリア代表 2024 adidas アウェイ ユニフォーム

新アウェイユニフォームは定番のホワイトを基調とした国旗のトリコローレに、チームカラーのブルーを加えたデザイン。アシンメトリー(左右非対称)のカラーリングが個性を打ち出す。

ホームユニフォームと同様に、シャツ全体にイタリアの「I」をデジタル的にデザインした透かしプリントを施している。

“白地に国旗色”のデザインと言えば、Pumaとのサプライヤー契約最後の年に登場した2022アウェイモデルを彷彿させる。こちらはデザインの問題でファンに不評だったが、今回のカラフルデザインも少々微妙な反応が目立つ。

イタリアは3月にアメリカ合衆国で2つの親善試合を行うが、21日のベネズエラ戦はホーム扱いで、24日のエクアドル戦はアウェイ扱い。この2試合で今回のホームとアウェイの新ユニフォームがデビューする予定となっている。

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欧州選手権は8大会連続11回目の出場となる前回王者イタリア。6月に開幕するEURO2024ではグループBに所属し、スペイン、クロアチア、アルバニアと対戦する。

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