群馬県前橋市の小川晶市長は18日の市議会本会議で、公約に掲げた学校給食費完全無償化について、実現へのロードマップ（行程表）を新年度中に示すことを明らかにした。「4年間で必ず実現するという覚悟」と強調。新年度から段階的に実施しつつ、新たに着手する市事業の総点検を踏まえ、財源確保への道筋を付けるとした。
小川市長は、5月に提案する新年度一般会計当初予算案で「どこまで（無償化を）進められるか検討する」と説明。総点検後に、完全無償化の実現工程が示せるとした。
市長の多選禁止条例の制定については、新年度中に条例案を示す意向を表明。近年、同市で不祥事が相次いだことを念頭に「新しい風を入れることを市民は求めていると感じる。新陳代謝を促進する条例を制定したい」とあらためて意欲を見せた。
