インド、北東部州巡る中国の「ばかげた」領有権主張に反発

[ニューデリー 19日 ロイター] - インド外務省は19日、北東部アルナチャルプラデシュ州について中国が「ばかげた」領有権主張を行っていると表明し、同州は常に「インドの不可欠かつ不可分の一部」だと反発した。

中国は同州をチベット南部の一部と主張している。

同省のランディル・ジャイスワル報道官は「根拠のない主張を繰り返しても何ら正当性は得られない」と述べた。

インドのモディ首相は今月9日、同州のトンネル開通式に出席した。

これを受けて中国国防省の張暁剛報道官は先週、「(インドは)国境問題を複雑化させることをやめ、国境地帯の平和と安定を真剣に維持すべきだ」とする声明を出し、トンネル開通式について「国境情勢を緩和するために双方が行ってきた努力に逆行するものだ」と述べていた。

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