「愛情を示してくれる存在があるのは素晴らしい」大谷翔平が米誌で“デコピン”絶賛「前回よりリハビリが短く感じた」「家のすぐ前のドッグランで…」

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が米誌『Sports Illustrated』のインタビューで、愛犬デコピンへの愛情を存分に語った。

2023年9月に大谷は自身二度目となる右肘を手術。このタイミングで大谷は野球好きのブリーダーと出会った。リハビリ期間中、何か月も活動ができなくなることを承知していた大谷は、犬を飼うにはいいタイミングだと感じたという。
「家にいても、何もすることがなかったので、完璧なタイミングだと感じました」

大谷は続ける。
「家の前にドッグランがあります。一日に2回、そこに連れて行きました。日中に1回、夜に1回。その間にリハビリを行なって、それから時間を合わせて一緒に食事していました」

「私たちはリラックスしていました。ドジャースと契約するまでは、それが私たちの日課でした」。犬好きの大谷にとって、デコピンとの出会いは大きかった。

「手術後に散歩にいくのは気分転換になりました。新鮮でとても楽しかった。(前回のリハビリ期間よりも)短くなったような気がしています」

「ずっとひとり暮らしだったから、(デコピンと)いつも一緒にいて、愛情を示してくれる存在があるのは素晴らしいこと。いまも一緒に寝ています」
そして23年11月16日、二度目のア・リーグMVPを受賞した大谷は、放送局『MLB Network』にデコピンとともに出演。愛犬の存在が大きな話題となった。

また、空前の争奪戦の末に大谷を射止めたドジャースも、大谷の愛犬家ぶりを承知していた。大谷と交渉した際、ギフトボックスを贈ったという。

「箱を開けた大谷はすぐに笑いだした。箱の中は、ドジャースをテーマにした犬用の噛む玩具でいっぱいだった。これがその日の最大のヒットだったかもしれない」と同誌は振記した。

ドジャースでの入団会見で大谷は、デコピン(デコイ)の名前を公表した。

大谷は言う。「彼はとても礼儀正しいです。最初の頃はトイレの問題を抱えていました。ただ、それは自然なことです。でも、初めてトイレに成功したのは、僕がドジャースと契約した日でした。素晴らしい一日でした」

大谷にとってデコピンは、かけがえのない存在となっている。

構成●THE DIGEST編集部

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