「四国新幹線の実現」見据え「鉄道を中心に」ネットワークを構築 香川県の地域公共交通計画がまとまる

「利用者の減少」や「運行の担い手不足」といった課題があるなか、香川県の地域公共交通に関する今後5年間の計画の最終案がまとまりました。「四国新幹線の実現」を見据えています。

最終案は、自治体と交通事業者などからなる「活性化協議会」がとりまとめたもので、全会一致で承認されました。

来年度から5年間「四国新幹線の実現を見据え、鉄道を中心に利便性と結節性に優れたネットワークを構築する」ことを基本方針としています。

まちづくりと連携した新駅の整備や、利用しやすいダイヤへの改善、駅や車両のバリアフリー化などに重点的に取り組みたいとしています。

(地域公共交通活性化協議会 土井健司会長⦅大阪大学大学院 教授⦆)
「ネットワークの多様性が、新幹線なしでは長期的にはできないので、市民が実感として公共交通を利用したいと感じるためには、生活リズムにあったサービスを提供すると」

また、利用促進についても、引き続き取り組みたいとしています。

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