コンビニで女性2人を殺害しようとしたか 殺人未遂容疑で逮捕の男(76)を送検 被害女性と面識なく 広島

広島市安佐南区のコンビニエンスストアで女性2人が刃物で切りつけられた事件で、逮捕された男の身柄が21日、広島地検に送られました。

殺人未遂の疑いで送検されたのは、広島市安佐南区長束に住む無職の男(76)です。警察によりますと、男は19日午後1時過ぎ、自宅近くのコンビニエンスストアで、59歳の客と25歳の店員の女性2人に対し殺意を持って刃物で切りつけた疑いが持たれています。

調べに対して男は「殺そうと思って力いっぱい刺した」と供述し、容疑を認めているということです。

警察によりますと、男は刃物を持参して店を訪れ、まず、買い物をしていた客に後ろから切りつけて、その後、カウンター内にいた店員も襲ったとみられています。客は太ももや背中に刺し傷を負うなどして重傷、店員は手の指を切る軽傷を負ったということです。

男は女性2人と面識はなく、事件前にトラブルもなかったとみられています。また、「金を出せ」などとは発言しておらず、警察は強盗目的ではなかったとみて、事件の動機など詳しいいきさつを調べています。

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