岡山県内の一級河川の氾濫に備える「減災対策協議会」ため池を活用するなどの方針決める

岡山県内を流れる一級河川で、氾濫が起きた場合に備える減災対策協議会が開かれ、災害時にため池を活用するなどの方針が決まりました。

この協議会は旭川、吉井川、高梁川が氾濫した場合に備え、国と県、県内全ての市町村が連携して減災対策に取むもので2016年に設立されました。

オンラインで行われたきょう(21日)の会議では、激甚化する自然災害に対応するため、一部の堤防を強化するほか、各地にあるため池の水を事前放流し、雨水を貯める場所として活用することなどが決まりました。

(中国地方整備局岡山河川事務所 垣原清次所長)
「地域の特徴を活かして、しっかりと流域治水対策を進めていく必要がある。関係機関が連携して、減災に取り組んでいきたいと思っております」

協議会では、出水期前の5月末か6月上旬にも会議を開き、減災対策について改めて話し合うことにしています。

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