「鋼のメンタルを持つ男だ」一大騒動にも大谷翔平が第1打席で放った鮮烈ヒットに韓国メディア感服!「彼は決して揺らがない」

いきなり初球を豪快に弾き返した。

現地3月21日、MLBワールドツアー「ソウル・シリーズ」でロサンゼルス・ドジャースvsサンディエゴ・パドレスの第2戦が開催された。ドジャースは山本由伸が先発登板し、大谷翔平は2番・DHでスタメン出場。山本がMLB公式戦デビューの初回に5失点を喫する苦しい展開のなか、1回裏に1死ランナーなしで登場した大谷は痛快なライト前ヒットを放った。

この日の午前、公私ともにパートナーとして厚い信頼関係で結ばれていた水原一平通訳がドジャジャースを解雇された。大谷の資金を借金返済にあて、違法ブックメーカーに対して少なくとも450万ドル(約6億8000万円)を送金した疑いが浮上したためだ。
プレーやメンタルへの影響が心配された大谷だったが、試合前のセレモニーでは元気よく笑顔を振りまき、第1打席で相手先発マスグローブの初球ストレートをしっかり弾き返した。現地韓国のメディア『スポーツ朝鮮』紙は「まさに鋼のメンタルを持つ男。スーパースターたる所以だ」と感服。「家族ぐるみの付き合いだった無二の親友の裏切りにも、彼は決して揺らがなかったのだ。真のプロフェッショナルである」と称えた。

第2打席の大谷はレフトフライに倒れたが、その間に三塁ランナーがタッチアップで生還。試合は2回を終えて2対5で、ドジャースが3点を追っている。

構成●THE DIGEST編集部

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