「毎試合を“必見”のレベルに引き上げた」レブロンからの称賛にアイバーソンも感謝「愛してるよ、ブラザー!」<DUNKSHOOT>

アレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・76ersほか)は、身長183cmと小柄ながら14年のNBAキャリアで得点王を計4回獲得したレジェンドだ。現代の“キング”ことレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)もその功績を認めており、アイバーソンも「光栄だ」と感謝の言葉を述べている。

これまで、バスケットボールに大きな影響を与えたNBA選手と言えば、マジック・ジョンソン(元レイカーズ)やマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、シャキール・オニール(元レイカーズほか)、コビー・ブライアント(元レイカーズ)らが挙げられる。

今年3月に史上初の通算4万得点をクリアするなど、39歳になった今なお第一線で活躍するレブロンは、元NBA選手のJJ・レディックと新設したポッドキャスト『Mind the Game』で、“大きなインパクトを残した選手”としてアイバーソンとステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)の名前を挙げた。

「マイク(ジョーダン)の貢献は疑いの余地はなく、素晴らしい。でも、ステフとアレン・アイバーソンは俺の時代においてバスケットボールのインフルエンサーとして際立っている。俺が見てきた中で、ステフとアイバーソンはゲームにおいて最も影響力を持った2人だ」
レブロンは主張の理由について、「彼らは親しみやすく、どこにいても子どもたちにインスパイアを与える。子どもたちは、自分もああなりたいと思うんだ。ステフとアイバーソンはずっと頼りにされ続けていたわけではなくて、小さな身体で逆境に挑んできた人物でもある。サイズは小さいが、インパクトは絶大だ」と語っている。

「信じられないようなクロスオーバー、コーンロウ、アームスリーブ…代名詞をたくさん持ったアレン・アイバーソンが登場した。彼のおかげで、今では誰もがアームスリーブを着用している。ペイント内に切り込み、大男たち相手にレイアップを決めてみせた」

“キング”から「ゲームを一変させ、毎試合を“必見”のレベルに引き上げた」と称賛を受けたアイバーソンは、インスタグラムに「そのように感じてもらえて光栄だ。愛してるよ、ブラザー!」と感謝の言葉を述べている。

なお、名物コメンテーターのスティーブン・A・スミスはレブロンの意見に「同意できない」と異論を展開。アイバーソンとカリーではなく、ジョーダンとレブロンの2人を“最もインパクトを残した選手”に指名していた。

構成●ダンクシュート編集部

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