【大阪杯/前走ローテ】タスティエーラは“近年不振”データに該当 単回収値304を含む充実5歳馬が狙い目か

3月31日に阪神競馬場で行われる第68回大阪杯(GI、芝2000m)には、昨年のダービー馬タスティエーラ、昨年の皐月賞馬ソールオリエンス、重賞2勝のローシャムパーク、京都記念勝ち馬プラダリア、京都記念2着ベラジオオペラらが出走予定。

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ここでは過去10年のうち、GIに昇格した2017年以降のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

■有馬記念組は近年不振の傾向

過去7年において、最多3勝を挙げる中心となりそうな金鯱賞組だが、今年は3着以内の馬は不在。過去4着以下から好走した例もあるが、今年の該当馬は4着ハヤヤッコのみ。8歳馬の好走例はなく、GIで前進を見込むのは期待薄か。

・金鯱賞【3.2.1.21】
・中山記念【1.1.2.9】
・有馬記念【1.1.0.5】
・香港C【1.0.0.3】
・チャレンジC【1.0.0.1】
・京都記念【0.2.1.14】
・秋華賞【0.1.0.0】
・小倉大賞典【0.0.1.9】
・ジャパンC【0.0.1.2】
・神戸新聞杯【0.0.1.0】

GII全体で見ると、国内GIIクラス組が【4.5.5.55】勝率5.8%、複勝率20.3%で回収値は単勝128、複勝70と中心的存在。このうち、5歳馬は【3.2.2.18】勝率12.0%、複勝率28.0%で単勝340、複勝134と大幅にアップする。今年の該当馬だと4歳馬ソールオリエンスベラジオオペラよりも5歳馬ジオグリフプラダリアの方が世代レベルを踏まえても期待値は高い。

続く前走・有馬記念組は4歳馬タスティエーラハーパーが参戦予定。ただ、近年は昨年のジェラルディーナが5番人気6着、2022年のエフフォーリアが1番人気9着、19年にブラストワンピースが1番人気6着とGI馬でさえ馬券外に沈んでおり、20年以降は3着以内の例がないのも気がかりだ。

前走・香港C組は昨年、該当馬ジャックドールが勝利。今年唯一の該当馬ローシャムパークには追い風か。5歳馬でGI未勝利、重賞2勝だった点も共通しており、軽視は禁物だろう。

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(SPREAD編集部)

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