福井駅周辺で人気のお土産は?定番商品に新作…恐竜お菓子は昼過ぎに完売も

土産物を品定めする観光客らでにぎわう「くるふ福井駅」=3月24日、福井県福井市中央1丁目

 旅の楽しみの一つが土産物選び。福井県の福井駅周辺の商業施設では3月24日、北陸新幹線県内開業で多くの観光客が行き交い、品定めしていた。各店によると、福井土産の定番に加え、新幹線開業に合わせた新作も好調のよう。福井の“アイコン”として定着した恐竜グッズを探す県外客も多く、昼過ぎに完売する商品も出ている。

 福井駅に隣接する福井市観光交流センター内の「ふくい観光案内所」では、コンシェルジュが土産物探しにも対応。定番の羽二重餅をはじめ、焼きサバずし、地酒などの購入場所の問い合わせが多いという。

 恐竜関連の土産物のニーズも高い。「恐竜菓子店」と銘打ち、商業施設「くるふ福井駅」に出店した土産店「いのうえ」(永平寺町)は、開店直後から来店者がひっきりなし。県産コシヒカリの米粉を使った恐竜の足形サブレは、昼過ぎに完売してしまう商品も。新幹線で来た富山県の10代女性は「ネットで気になっていた。他にはない感じがいい」と手に取っていた。

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 改札近くで海鮮せんべいを販売する「越前海鮮倶楽部」(坂井市三国町)は、法被姿のスタッフが売り場を活気づけている。三国港で水揚げされた甘エビを使った看板商品と、ベニズワイガニの新商品が人気を二分。滝田真也社長(37)は「16日の新幹線開業以降、想像以上の勢い。対面販売を重視し、三国の底引き網など商品のストーリーを丁寧に伝えている」と話す。

 「りすの作家」として人気のイラストレーター藤岡ちささんの作品をパッケージに使った菓子などを販売する「ちさリスのお家」では、500円以下のけんけらや豆菓子が人気。丸焼きサバを持ったリスがプリントされたトートバッグや越前織のチロルリボンなど同店の限定品目当ての県外ファンも目立つという。

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