七尾市の七尾城山野球場に開設された災害ボランティアの宿泊拠点「テント村」に入ったボランティアの活動は25日始まり、35人が市内で災害ごみの片付けなどを行った。参加者は移動時間が短縮されたことを喜び、復旧作業に汗を流した。
ボランティアは午前8時過ぎから順次、災害ボランティアセンターのある市文化ホールへ出発し、各活動場所へ移動した。広島県から訪れた大里萌江花さん(30)は「テントの中は緩衝材が敷かれていて暖かかった。被災地に近い拠点があるのはありがたい」と歓迎した。
野球場内には2人用テント100張りを設営し、最大200人が宿泊できる。5月末までの運営を予定する。