世界遺産の魅力を動画で 富岡製糸場と高山社跡 群馬・富岡市、藤岡市の地元高校生が制作

藤岡中央高の生徒が作った動画

 世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の魅力を発信しようと、構成資産のある自治体の高校に通う生徒が25日までに、PR動画を制作した。富岡高は富岡製糸場(群馬県富岡市)、藤岡中央高は高山社跡(藤岡市)をそれぞれ取り上げ、各施設が蚕糸業の発展に果たした役割をまとめた。

 富岡高の動画は生徒が現地を案内し、クイズを交えて製糸場の建築技法などを紹介する内容。藤岡中央高は高山社跡で職員にインタビューし、現在行われている修復工事の状況や高山社で開発された蚕の飼育法「清温育」について伝えた。

 いずれも生徒が撮影から編集までを手がけ、ナレーションや字幕を付けて視聴しやすいように工夫した。

 県立世界遺産センター「セカイト」との連携事業として制作した。ユーチューブの県公式チャンネル「ツルノス」で公開している。

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