「世界で最も有名な現役野球選手」英高級紙も大谷翔平の“激白”を詳報「賭けはしたことがない、借金を補う送金もしていないと告白」

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が現地3月25日、通訳だった水原一平氏の賭博問題について胸中を明かした。「進行中の調査もあるので、話せることに限りがある」としながらも、「信頼していた方の過ちは悲しく、ショックです」と切り出した大谷は、韓国で水原氏から事実を伝えられるまで、水原氏の裏切り行為をまったく把握していなかったと語った。

「一平さんがギャンブル依存症だと知らなかったし、彼が借金をしていることも知りませんでした。借金返済に同意していませんし、ブックメーカーに対して送金を頼んだことも、許可したことももちろんないです。一平さんと話をして、巨額の借金があることをその時に知りました。彼は僕の口座にアクセスし、ブックメーカーに送金していたと僕に伝えました」

英国の高級紙『The Guardian』も大谷の会見を注目していた。「ショックを超えた大谷翔平、通訳が盗み、嘘をついていた」という見出しを付け、「水原一平がスター選手の口座から数百万ドルを盗んだ。大谷本人は野球賭博をしたことがないと語った」と伝えた。
「大谷は世界で最も有名な現役野球選手であり、母国日本で絶大な知名度を誇っている。その大谷と仕事上の関係を超えて深い絆を持っていた元通訳が、賭博問題で解雇。MLBが本件の調査を開始している。大谷はいかなるスポーツにも賭けたことはなく、元通訳のギャンブルの借金を補うために故意に送金したこともないと語った」

同紙は水原元通訳の経歴なども紹介しながら、事態の経過を報道。大谷の会見に加えて、アメリカ内国歳入庁(IRS)が捜査に乗り出している現状も伝えている。

構成●THE DIGEST編集部

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