「もし発言が嘘であった場合...」大谷翔平、違法賭博疑惑“シロ”濃厚!米弁護士ピッチングニンジャが見解「真実でなければあのような発言を許可しない」

大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は現地3月25日に開いた会見で、元通訳・水原一平氏を巡る違法賭博スキャンダルへの関与を否定。堂々と潔白を主張したことにより、疑いが晴れたと米弁護士はみている。

これまで、試合や練習での通訳はもちろん、トレーニングパートナー、さらには身の回りのサポート役に徹していた元相棒。大谷が絶大の信頼を置いていたはずの水原氏は、パートナーを裏切り、勝手に大谷の口座にアクセスし、違法ブックメーカーに送金していたようだ。

20日に水原氏の電撃解雇を受けて以来、騒動に触れず淡々と過ごしてきた大谷だが、ついに「正直ショックという言葉が正しいとは思いませんし、それ以上の言葉で表せないような感覚で、この1週間過ごしてきた」と重い口を開いた。

そして「彼(水原氏)が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ僕の周りみんなに嘘をついていた」と告白したうえで、「僕自身は何かに賭けたりとか、誰かに代わってスポーツイベントに賭けたりとか、それをまた頼んだりということはないですし、僕の口座からブックメーカーに対して誰かに送金を依頼したこともまったくありません」と自身の無罪を主張した。
人の口座に勝手にアクセスしていたという事実は、にわかに信じがたいようで、会見後に疑念が残ったファンも多い。弁護士の資格を持つ傍ら、野球界では「ピッチングニンジャ」の愛称で名を馳せる投球分析家のロブ・フリードマン氏は、「もし窃盗され当局に協力するという発言が嘘であった場合、告発した人に責任が生じる可能性がある。(名誉毀損、侮辱罪など)そして虚偽は当局が捜査をすれば、かなり簡単に検証できることも多い」と説明したうえで、大谷が“シロ”である可能性を強調した。

「弁護士だって、もし真実でなければオオタニにあのような発言を許可しないと思う。もちろん、100%ということはないけど、状況を判断する際に考慮されているはずだ」

同事件の真相ははたして..。耳を疑う事象が生じたからこそ、背番号17の言葉を受け入れるのにも時間がかかりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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