米軍、シリアを空爆せず 国防総省が現地報道を否定

[ワシントン/カイロ 26日 ロイター] - 米国防総省は26日、米軍がシリアを空爆したとするシリアとイランの国営メディアの報道を否定した。

国防総省のシン報道官はワシントンで記者団に対し「われわれは昨晩、シリアで空爆を行っていない」と述べた。

シリアとイランの国営メディアは、米軍が26日早朝、シリア東部デリゾール県で空爆を行い、イラン革命防衛隊員を含む少なくとも7人の兵士のほか、民間人1人が死亡したと報道。

シリア国営メディアは、空爆はデリゾール県の住宅地と軍事施設を標的としたもので、少なくとも兵士19人と民間人13人が負傷したと報じた。イランの国営メディアは、米軍の空爆でイラン革命防衛隊のアドバイザーが死亡したと報じた。

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