約12億円をかけて安全への投資や設備の修繕へ ことでん踏切事故防止策について会見【香川】

昨年(2023年)、遮断機が下りないまま列車が踏切に進入する事象が相次いだことでん=高松琴平電気鉄道です。対策として、来年度、約12億円をかけて安全への投資や設備の修繕などにあたると明らかにしました。

ことでんが会見を開き、明らかにしたものです。ことでんは、2015年以降、踏切の遮断機が下りないトラブルが17件起きていて、四国運輸局から改善指示が出ていました。これを受け、来年度は11億9800万円をかけて安全投資や設備などの修繕を行います。

国と県・沿線の市町の支援を受けて取り組むもので踏切設備では異常が発生した場合に列車を自動停止させるATS装置を25の踏切に導入するなど2億5300万円をかけるとしています。

(高松琴平電気鉄道 植田俊也社長)
「安全投資を増額するというだけではなく本当にソフト面も含めまして全社一丸となって安全安定輸送の信頼回復に取り組んでいく一年になると思ってます」

製造から54年以上が経過している22の車両を、順次新型に更新していくことや高松築港駅と仏生山駅間の約8キロを全線複線化することも発表されました。

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