栃木県は28日、県内76の定点医療機関で把握した新型コロナウイルス感染者数を公表した。18〜24日の1週間に報告された感染者は計408人(前週561人)で、1機関当たりの平均は5.37人(同7.38人)となり2週間ぶりに減少した。
インフルエンザの感染者数は計1335人(同1371人)。3週間ぶりに減少したが、1機関当たりの平均は17.57人と注意報レベルの基準10人を上回っている。
新型コロナでは、6保健所管内別で1機関当たりの平均患者数が最も多かったのは県東が9.38人。県北が6.50人、宇都宮が5.06人、県南が4.88人、安足が4.45人と続き、最も少ない県西は2.38人だった。
年代別では最多の10歳未満が66人。80歳以上61人、40代52人、70代43人、50代41人などと続く。
クラスター(感染者集団)は高齢者施設で7件発生した。
新規入院者は前週比29人減の81人。1週間平均の入院者は145.4人で、前週比45.2人減だった。
県はクラスターと新規入院者の公表については今回で終了するとしている。