「決勝で日本新」 競泳パリ五輪代表・水沼選手が真岡市長表敬

石坂市長(手前)にパリ五輪への意気込みを語る水沼選手=5日午後、真岡市荒町

 真岡市出身で、パリ五輪競泳男子100メートルバタフライの日本代表に決まった水沼尚輝(みずぬまなおき)選手(27)=新潟医療福祉大職員=が5日、同市役所に石坂真一(いしざかしんいち)市長を表敬訪問し、「決勝で(日本記録の)自己ベストを更新したい」とパリ五輪への意気込みを語った。

 市役所正面入り口で待ち構えた市職員らから歓待を受け、水沼選手は「ありがとうございます」「頑張ります」と爽やかな笑顔で応じた。市長公室で石坂市長が激励金と花束を手渡し、「2大会連続の五輪出場は素晴らしい。われわれの誇りであり、市民全員で応援する」と激励した。

 水沼選手は、苦しい時期や迷いを乗り越え、新しい泳ぎに挑戦してつかんだ代表権への喜びを語り「パリに向けてもうひと踏ん張り、真岡市民の応援を力に頑張る。(本県の水泳五輪代表選手3人の)チーム栃木でいいパフォーマンスを見せたい」と力を込めた。

 50秒81の日本記録を持ち、「自分の泳ぎを出せれば結果はついてくる。決勝で50秒台中盤が出せれば(メダルが)あると思う」と期待を抱かせた。パリ五輪では競泳日本代表の主将も務める。

石坂市長から激励の花束などを受け取り笑顔を見せる水沼選手(右)=5日午後、真岡市荒町

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