【なでしこジャパン 1-2 アメリカ|採点&寸評】痛恨の逆転負けで軒並み低評価に。唯一の及第点は...

[SheBelieves Cup]日本女子 1-2 アメリカ女子/4月6日/メルセデス・ベンツ・スタジアム

なでしこジャパンは現地4月6日、『2024 SheBelieves Cup』の準決勝でアメリカ女子代表とメルセデス・ベンツ・スタジアムで対戦。1-2で逆転負けを喫した。

先制は日本。開始30秒、谷川萌々子が自陣から供給したロングボールに清家貴子が反応して抜け出すと、相手を背負いながらも持ち上がり、狙いすました右足のシュートをゴール左隅に決めた。

しかし、その後はアメリカに主導権を握られ、21分に強烈なミドルでネットを揺らされ失点。さらに77分に献上したPKを決められ、決勝進出とはならず。3位決定戦へとまわった。

【PHOTO】なでしこJのアメリカ戦出場16選手&監督の採点・寸評。清家が開始30秒で先制点をゲット
▼なでしこジャパンのチーム採点「5」
4-3-3のシステムで挑んだなか、勝機が見えたのは開始早々に先制点を奪ったところまで。その後は相手のスピード、パワーに苦戦し、なすすべなく敗れた。

サイドバックの裏のスペースをことごとく使われ、クロスから再三にわたってピンチを迎え、ボールを奪っても縦パスが中盤に収まらず。なかなか前進できないもどかしい時間が続く。

前からのプレスもハマらず。ズルズルと守備ラインを押し下げられ、個々のパフォーマンス、連係面、チーム力など、ほとんどすべてで相手に上回られた印象だ。

長野風花、長谷川唯、谷川萌々子の中盤3枚は、ポジショニングやマークの受け渡しがハマっていた時間帯もあったが、ほとんど防戦一方だった展開を見れば、採点は厳しくならざるを得ない。2失点の守備陣、1点のみに終わった攻撃陣も軒並み低評価に。唯一、自身の仕事をこなした先制弾の清家のみ及第点とした。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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