海自大湊に練習艦隊入港 幹部候補生が研修

歓迎を受ける海上自衛隊練習艦隊の一行=7日、むつ市の海自大湊基地

 海上自衛隊幹部候補生学校(広島・江田島)を3月に卒業した初級幹部約200人を含む約660人を乗せた練習艦隊(西山高広司令官)が7日、むつ市の海自大湊基地に入港した。一行は9日まで滞在し、基地内の視察や研修を行い、舞鶴(京都)に向かう。

 初級幹部として必要な基礎を習得することを目的に、毎年春に行われる近海練習航海の一環。今年は練習鑑「かしま」と護衛艦「さわぎり」、掃海母艦「うらが」の3隻が、3月16日に江田島を出発し、神戸や那覇、佐世保(長崎)などを回り、大湊に寄港した。

 7日の歓迎式典では、関係者に迎えられて入港。山本知也市長は「入港を心から歓迎する。大いに英気を養ってほしい」とあいさつ。西山司令官は「実習幹部は総監が幹部候補生学校長時代の教え子。再会を楽しみにしてきた」と述べた。

 近海練習航海は来月20日まで。その後、初級幹部らは世界の海を回る遠洋練習航海に臨む。【全文】

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