新設「湯津上小」が開校 大田原の旧3校が統合 新たな伝統づくり誓う

新しい校旗を佐藤校長(右)に授与する相馬市長

 【大田原】湯津上地区の3小学校が統合した新設校「湯津上小」の開校式が8日、同校体育館で行われ、新入生を除く2~6年の児童や教職員、関係者ら約200人が新たな門出を祝った。

 同校は、2023年度で約150年の歴史に幕を下ろした旧佐良土、旧湯津上、旧蛭田の3校が統合し創立。旧湯津上小と同じ校舎を使用している。

 式典では篠山充(しのやまみつる)教育長が開校を宣言。相馬憲一(そうまけんいち)市長が、新しい校章が施された校旗を佐藤慶子(さとうけいこ)校長に授与した。児童を代表し、6年菅原舞輝(すがわらまいき)さん(11)が「(閉校した3校の)150年の歴史に負けない新しい伝統をつくっていきましょう」と誓いの言葉を述べた。

 その後、児童たちは新校歌を披露した。作詞者の佐藤工(さとうたくみ)元蛭田小校長が指揮を、作曲者の堀内直美(ほりうちなおみ)元金田北中校長がピアノ伴奏を務め、子どもたちは新たな学校への期待を込めて、力強く歌った。

指揮に合わせて新校歌を歌う児童

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