この春、福島県内でベースアップを行う予定の企業は、およそ4割と高い水準で推移していることが民間の調査でわかりました。
この調査は民間のシンクタンク・とうほう地域総合研究所が行ったもので、県内の314社から回答がありました。それによりますと、この春ベースアップをする予定の県内企業の割合は38.7%に上りました。
これは、前の年と比べて13.5ポイント下回りましたが、依然として高い水準にあります。業種別では、建設業や運輸業でベースアップを予定する企業が多くなりました。
とうほう地域総合研究所は「人手不足などを背景に賃上げに積極的に取り組まざるを得ない現状が浮き彫りになった」としています。