時和特別支援学校が開校 児童生徒ら門出祝う 長崎・時津

児童生徒代表のあいさつなどがあった開校式=時和特別支援学校

 知的障害の子どもが通う長崎県西彼時津町西時津郷の県立鶴南特別支援学校時津分校が2024年度、県立時和(ときわ)特別支援学校として生まれ変わった。9日は開校式があり、児童生徒150人が新しい校歌を披露するなどして門出を祝った。
 同分校は06年度、県立鶴南養護学校(当時)の分教室(小学部)として開設。12年度に中学部、15年度に高等部を設置し分校となった。児童生徒数増に対応するため本校化。校舎を増築し、五つの教室と二つの特別教室を備えた。
 公募した校名「時和」には、時津分教室から始まった「和」が、大きく広がり発展していくイメージや「周りの人を和やかにする存在になってほしい」などの願いが込められているという。
 式には児童生徒や保護者、来賓らが出席。校旗授与の後、髙谷康文校長が「18年の歴史の中で築いた伝統を継承するとともに、新しい校風を掲げ学校教育目標達成のため全力を尽くす」とあいさつ。高等部3年の松富愛翔さん(17)は「新たな伝統をつくり上げていくことを誓います」と述べた。

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