陳梓華氏は４月１２日、「G20世界新聞広告掲載計画」が2019年6月末に実施されたと証言した。１３日付香港各紙によると、当時、李宇軒氏はさまざまな新聞社から請求書を受け取った後、陳氏に電子メールを送り、陳氏はその請求書を黎智英氏の補佐であるマーク・サイモン氏に渡していた。関与した新聞には英国の『ガーディアン』、米国の『ワシントン・ポスト』、フランスの２紙、イタリアの１紙が含まれており、振込受領書には受取人がライス・ホテル・プロパティーズまたは 力高顧問有限公司と書かれていることも判明した。この2つの会社は当時、黎氏またはサイモン氏によって経営されていた。
検察は『ワシントン・ポスト』からの約8万5000米ドル、『ガーディアン』からの約1万8000ポンド、フランスの『ル・モンド』からの約2万6000ユーロを含む数枚の請求書と領収書を陳被告に提示した。 陳氏は李氏から請求書を受け取った後、それをサイモン氏に転送したという。陳氏は2019年6月25～29日にアドミラルティのパシフィック・プレイスのバス停留所で李氏と初めて会ったと説明した。陳氏と李氏が二度目に会ったのは19年7月だった。彼らはアドミラルティのリッポーセンターで会って借用書に署名した。陳氏はサイモン氏に代わって総額約150万ドルの借用書に署名した。
