【鹿沼】市はこのほど、市特産のイチゴをモチーフにした市マスコットキャラクター「ベリーちゃん」のテーマソングを制作した。ベリーちゃんが人々を元気づける内容の明るい歌で、イベントなどで活用する。広く周知して多くの人に愛着を持ってもらうため、歌のタイトルを全国から公募する。
テーマソングは、板荷、作曲家大仏竜規(おさらぎたつき)さんが作詞作曲した。約5分で、3番まである。「ベッベッベッ ベリーちゃん」と繰り返す歌詞は覚えやすく、子どもが口ずさんだり、歌に合わせて踊ったりしやすい作りになっている。
大仏さんは歌手で作曲家の宇崎竜童(うざきりゅうどう)さんの弟子で、演歌歌手の山川豊(やまかわゆたか)さんに楽曲を提供している。
ベリーちゃんは市制50周年の1998年に生まれた。市制75周年の昨年、生誕25年を迎えたが、これまでテーマソングはなかった。佐藤信(さとうしん)市長の発案で昨年末、大仏さんに制作を依頼した。
2月、市花木センターで開かれた「いちご市」鹿沼をアピールするイベント「いちごのもり」で、大仏さんが板荷小の児童たちとステージで共演して発表した。しかし、その後は広くPRする機会がなく、歌のタイトルも正式に決まっていなかった。
タイトル募集は、「ベリーちゃんが世界中から愛される存在になってほしい」という大仏さんの意向も踏まえた。期間は5月10日まで。市ホームページ(HP)の応募フォームなどで受け付ける。発表は同25日、市花木センターで開かれる「鹿沼さつき祭り」の会場で行う。
楽曲と歌詞を市HP(https://www.city.kanuma.tochigi.jp/0000/info-0000009558-1.html)で公開している。(問)市いちご市営業戦略課0289.63.0154。