献血のお礼に音楽を 27、28日に宇都宮で「ドラキュラ ロックフェスタ」 40回目の節目、22組出演

「ドラキュラ ロックフェスタ」の開催をPRする鈴木さん(中央)ら実行委員

 【宇都宮】献血や募金、児童虐待防止などを呼びかける音楽イベント「ドラキュラ ロックフェスタ」が27、28の両日、大谷町の大谷コネクトで開かれる。2015年5月のスタートから40回目の節目。主催者の鈴木則昭(すずきのりあき)さん(61)=壬生町中央町=は「皆さんの血を無料で頂く献血。そのお礼の意味で音楽をお届けしたい」と来場を誘う。

 2日間で計22組のアマチュアバンドが出演し、ロックのほか、昭和歌謡曲やアニメソング、オールディーズなどを披露する。ご当地アイドルをはじめ、ザ・イエロー・モンキーや忌野清志郎(いまわのきよしろう)さんのコピーバンドも参加する。両日とも午前10時~午後6時。観覧無料。28日に日本赤十字社の献血車が来場する。

 イベントは9年目。「ただ音楽フェスを開くだけでは自己満足でしかない。社会貢献を兼ねて行いたい」と鈴木さんが発案し、協力団体のメンバーの紹介で献血などを行えるようにした。

 注目は鈴木さんのいでたちだ。ロックバンド「聖飢魔Ⅱ(せいきまつ)」のデーモン閣下(かっか)さん風の格好で「スペース デーモン」を名乗り、イベントのPRに走る。普段はリフォーム業を営んでおり、最初の頃はスーツ姿で各方面のバンドに出演を依頼してきた。デーモン閣下さん風になって以降は「出演交渉がスムーズ」といい、今では聖飢魔Ⅱのコピーバンドも結成している。

 (問)鈴木さん090.3043.5438。

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