大田原・黒羽観光やながきょうオープン 清流の味・アユの塩焼き、釜飯など提供

炭火でこんがりと焼き上げられるアユ

 【大田原】那珂川上流のほとりでアユ料理を提供する黒羽向町の黒羽観光やなが1日、今季の営業を始める。30日には同所で開店披露式典が行われ、関係者約60人が新緑の清流を眺めながら塩焼きなどに舌鼓を打った。

 やなは塩焼き、フライ、刺し身、釜飯などを提供する。昨季は約2万8千人が訪れ、新型コロナウイルス禍前の水準に戻った。今季は一層の集客を見込み、従業員を増やしている。

 運営する黒羽観光簗(やな)漁業組合の組合長である相馬憲一(そうまけんいち)市長は式典で「那珂川のアユは江戸時代の絵師が描くなど、古くから親しまれている。多くの人に味わってほしい」と述べた。

 営業は11月15日までの午前10時~午後5時。原則火曜定休だが、8月は無休。やなは8~10月に架設される。

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