【矢板】市長選の結果を受け、任期満了前に辞職願を提出した三堂地陽一(さんどうちよういち)副市長の退任辞令交付式が30日行われ、三堂地氏は職員らに見送られ市役所を後にした。
三堂地氏の任期は2027年3月までだが、4月7日の市長選で斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)前市長が落選したことを受け、辞職の意向を固めていたという。斎藤氏の退任後、森島武芳(もりしまたけよし)市長に対する市長の事務引き継ぎの立会人の任務が終了したため、4月26日に辞職願を届け出て受理された。
三堂地氏は南玄関前で多くの職員を前に「膝を交えて話したことは本当に良かった。職員一人一人の力はすごく強い。森島市長と共に矢板市をさらに活気づけ、発展させてほしい」とあいさつし、拍手で見送られた。
三堂地氏は総務、総合政策部長などを歴任し20年3月に退職。市内の医療機関に勤務後、23年4月から副市長を務めた。