着物姿で夢二展 富山の専門店一行 高岡市美術館、6日まで開催

着物姿で夢二の作品を楽しむ一行=高岡市美術館

 高岡市美術館で開催中の回顧展「生誕140年 竹久夢二のすべて 画家は詩人でデザイナー」を鑑賞するため、富山市の着物店の顧客らグループが2日、着物姿で美術館を訪れた。

 団体鑑賞したのは「きものブティック乃奈(のな)」の顧客ら10人。毎月グループで着物を着て各地を観光しており、今月は夢二展に合わせて射水、高岡を訪れた。

 一行は夢二と親交があった実業家・河村幸次郎氏が収集した作品約200点を鑑賞し、マルチな才能を持つ夢二の世界に浸った。同店の角内智子会長は「着物で鑑賞するのにぴったりのイベント。夢二は誰もが知っているが、ここまで多くの作品が見られるのは貴重だと思う」と喜んだ。

 会期は6日まで。市美術館、富山新聞社、北國新聞社、チューリップテレビでつくる実行委員会が主催。

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