大きさや色「うんち」もさまざま とべ動物園で6月9日まで企画展

アフリカゾウのふんの標本を紹介する山本さん

 ふんと一言で言っても、動物の種類によって大きさも色もさまざま。自然環境や人間に役立つ機能もあるよ―。標本やパネルを通じてそんなうんちくが学べる「うんち展」が、愛媛県立とべ動物園(砥部町上原町)で初めて開かれている。6月9日まで。

 ガラスケースには、ライオンやレッサーパンダなどの10種類のふんの標本をふんだんに展示。飼育員が園内で収集し、乾燥させて作った。アフリカゾウの子ども「砥愛」は20センチほどの大物で来場者を驚かせている。

 パネルでは自然との関わりを説明する。ゾウが植物の種をふんと一緒に排せつして森を再生する過程を解説した。同園では1日にトラック1台半分のふんが出ており、たい肥化する取り組みも紹介している。

© 株式会社愛媛新聞社