速いぞ!メカモグラ 配管調査ロボ、操作技術を競う・山形

配管コースを進むロボットの操作技術を競った世界大会=山形市・霞城セントラル

 産業用配管調査ロボット「配管くん」をおもちゃにした「メカモグラ」の世界大会が4日、山形市の霞城セントラルで開かれた。全国の予選で好成績を収めた42人が参加し、ロボットの操作技術を競った。

 内径7.5センチの配管をジャングルジム状に組み立てたコースの中でロボットを走らせ、走破タイムを争う。前回大会優勝の中学1年渡辺幸成さん(12)=仙台市=は「改造して早くなるのが楽しい」と調整に余念がない様子。山形十小3年平野陽仁(はると)君(9)と同2年友仁(ゆうと)君(7)兄弟は、サクランボや花笠の装飾を入れたマシンで挑戦し「山形代表として頑張りたい」と話していた。

 世界大会は今回が3回目。パイプロボット普及協会(山形市、代表理事・船橋吾一弘栄設備工業社長)が主催し、全国の科学館や商業施設などで予選会や体験会を開いている。同協会の菅原康弘監事は「ライフラインを守る仕事や、ものづくりの面白さのことも、楽しみながら知ってほしい」と話した。

© 株式会社山形新聞社