ぬるぬるアマゴに悪戦苦闘 西条・つかみ取り大会に児童300人

ぬるっと滑る魚体に苦戦しながら、手でアマゴを捕まえる児童

 愛媛県西条市中野の加茂川トリム公園前の河原で5日、アマゴのつかみ取り大会があり、市内外の児童約300人が懸命に魚を追いかけた。

 子どもが川魚に触れる機会を設けようと、加茂川漁協が約20年前から開催。今年は河原を掘って作った約500平方メートルの人工プールに加茂川の水を引き、2千匹以上のアマゴなどを放流した。

 最初はほとんどの児童が逃げる魚を追いかけ回していたが、魚の動きが速くて苦戦。泳いでくるのを待ち伏せたり岸へ追い込んだりする作戦に切り替える子が増え、見事に何匹も捕まえた参加者もいた。取った魚は全て無料で持ち帰ることができるため、声援を送る保護者も白熱していた。

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