県道バイパス工事どんな感じ? 那須清峰高3年生が現場見学 就業促進へ請負業者主催

工事現場で橋梁下部工事の説明を聞く生徒たち

 【那須塩原】高校生の建設業界への就業促進を目的とした現場見学会がこのほど、県道55号(西那須野那須線)黒磯那須バイパスで開かれ、進路選択を控えた那須清峰高建設工学科の3年生約30人が参加した。

 建設業の従事者が減少する中、より多くの若者に興味を持ってもらおうと、工事を請け負う市内外の9社でつくる同バイパス関連工事連絡協議会が主催。生徒たちは県大田原土木事務所の職員から工事の概要について説明を受けた後、橋梁工事などが行われている現場に移動。地上で造った土台を掘削機で地下に沈める橋脚工事の工法などについて、施工業者の社員から説明を受けながら作業を見守った。

 参加した木下大雅(きのしたたいが)さん(17)は「一つの物を造るのに、さまざまな会社や人が関わっていることを感じることができた」と話した。

 同バイパスは市と那須町にまたがり、総延長は約2キロ。県は26年春の供用開始を予定している。

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