特長は甘みと柔らかさ 最上・アスパラガスの出荷盛ん

出荷が盛んに行われているアスパラガス=最上町・JAおいしいもがみ東部営農センター

 最上町のJAおいしいもがみ東部営農センターで、アスパラガスの出荷が盛んに行われている。7日に安全祈願祭と出荷式が行われた。

 同JA管内の生産者は166人で、最上町、舟形町、新庄市、鮭川村、真室川町、戸沢村の計約58ヘクタールで栽培されている。甘みと柔らかさが特長といい、主に長野県や関東に出荷されている。

 今季、同センターアスパラガス選果場は4月下旬に稼働を始め、従業員がその日に取れたアスパラガスを専用の機械で大きさごとに選別し箱詰めしている。9月末にかけて約470トンの出荷を見込み、販売額約5億7千万円を目指す。

 安全祈願祭と出荷式には、JAや自治体の関係者ら計約100人が参加した。生産者でつくる「もがみアスパラガス生産協議会」の菅正一会長(71)は「今年も良い仕上がり。ゆでるなどして味わってほしい」とアピールした。

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