大阪・関西万博に栃木県の出展内定 魅力PR、認知度向上や観光客増狙う 来年6月末の3日間

栃木県庁

 2025年4月に開幕する大阪・関西万博に、栃木県の出展が内定したことが7日、関係者への取材で分かった。出展期間は25年6月27~29日の3日間。県は大阪市此花区の人工島・夢洲(ゆめしま)の会場で本県の魅力をPRし、認知度向上や観光客増などにつなげたい考えだ。

 これまで県が日本国際博覧会協会(万博協会)に出展を申請していた。万博の開幕まで間もなく11カ月となる7日、万博協会から内定の連絡があった。

 万博は25年4月13日~同10月13日の予定。県の出展は屋内展示場「EXPOメッセ」の一部区画になる。

 万博のコンセプト「People’s Living Lab(未来社会の実験場)」を踏まえ、県はデジタル技術を活用して本県の自然や歴史、文化を発信する見込み。インバウンド(訪日客)の拡大などに期待している。

 詳細は、5月中にも開かれる万博協会の説明会などを踏まえて検討するとみられる。県は24年度一般会計当初予算に出展事業費4千万円を盛り込んでいる。

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