日中韓首脳会議「26~27日」ソウル開催の方向性=韓国

第9回「日中韓首脳会議」が今月26~27日の2日間、韓国ソウルで開催する方向性が固まった。開催の公式発表だけが残された状況で、岸田文雄首相と李強(り・きょう)中国首相が訪韓を準備しているという。

韓国外交部(外務省)の当局者は7日「ちかいうちに、韓中日首脳会議開催に関する内容が発表されるだろう」と明らかにした。

議長国は2008年に開かれた第1回会議から「日本-中国-韓国」の順で担当し、今回の第9回会議の議長国である韓国はこれまで開催日程を調整してきた。

今回の会議は、2019年に中国の成都で開かれた第8回会議以降、4年5か月ぶりの開催となる。

「日米韓3角協力」と「中露朝の戦略的協力」という構図の中で開かれる今回の日中韓首脳会議では、東アジア情勢や3か国間の経済協力方案が主要な議題になるものとみられる。

また、ロシアの拒否権行使により「国連安全保障理事会(安保理)対北制裁委員会傘下の専門家パネル」の任期が終了したが(中国は棄権票)、国際社会が対北制裁履行の監視をしてきた専門家パネルの役割に代わる方案を考案している状況の中、安保理非常任理事国である日韓は中国に建設的な役割を求めるものとみられる。

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