総事業費は約200億円 中四国初AI開発専用のデータセンター準備に向けて協定締結【香川】

総事業費は約200億円です。香川県が誘致した中四国で初めてとなるAI開発専用のデータセンターについて、準備を円滑に進めるための協定が結ばれました。最新技術を地方で開発するモデルケースとしても期待されています。

締結式には、施設を設置する企業「ハイレゾ」の志倉社長や、香川県の池田知事ら関係者が出席し、協定書を交わしました。AI開発専用のデータセンターの設置は中四国で初めてです。

立地場所のひとつが、綾川町の旧綾上中学校です。延べ床面積約1000平方メートルの体育館に、AI開発に必要な画像処理などを行う演算装置、GPUを搭載したサーバー100台を設置。最大でスーパーコンピュータ「富岳」の1.7倍の処理ができるということです。校舎は、地域住民に向けたIT教室などに使われます。施設の開設は来年(2025年)8月の予定です。

(池田知事)
「香川県がAI技術開発の中心のひとつとして伸びていけるのではと期待しています」

(ハイレゾ志倉社長)
「地方で廃校を利用したり、既存施設を利用したりして、データセンターとして新たな産業をつくる、この取り組みが日本中に広がると良いニュースとして広がるのでは」

もう1か所は高松市の研究施設「RISTかがわ」に、今年(2024年)10月の開設が予定されています。

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