【オークス/穴ライズ】「メンタルの安定がもたらす激走のシナリオ、相手に押さえるべき」 単勝オッズ“2桁”の妙味

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第85回オークス(優駿牝馬/GI、東京芝2400m)は、桜花賞馬ステレンボッシュの牝馬2冠に注目が集まるが、桜花賞惨敗組や別路線組も虎視眈々。

本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに、オークスの穴馬候補をピックアップ。ここでは「アドマイヤベル」を取り上げる。

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■アドマイヤベル

姉にヴィクトリアマイル勝ちのあるアドマイヤリードを持つアドマイヤベル。デビューは昨年8月の新潟で、後方から上がり最速の脚で追い込み、見事に初戦を白星で飾っている。

2戦目以降は東京コースにこだわったローテーションを歩み、百日草特別で3着、前々走のフリージア賞で2着。2勝目になかなか手が届かなかったが、2番人気に支持された前走のフローラSは、先行策から直線で馬場の三分どころに持ち出されると、鞍上のゴーサインに鋭く反応。残り200mで先頭に立ち、そのまま押し切ってみせた。直線では追い出しを待つ余裕があり、着差以上に強いレースぶりだった。

これまで大幅な馬体重の変動がなく、コンスタントに能力発揮が叶うメンタルの強さが魅力。さらに折り合いに不安がないので、距離が延びてもマイナスにはならないだろう。姉のリードはこの舞台で15着。高配当を演出し、姉の無念を晴らしたい。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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